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愛の囁きを。

第6章 Ohno.




「気持ち悪いよリーダー!」


相葉さんが抵抗するから、
大野さんはさらに力を込める。



みんな仲良しなんだなぁ。



アイドルなんて知らない私、
彼らのことは"嵐"だということしか知らない



「「あのさあ。いい加減、戻って来いよ」」



見事なハモリを聞かせたのは、
松本さんと二宮さん。


だいぶイラついてる様子で、
戻って来ない3人を迎えに来たみたい。



「なかなか戻って来ないと思ったら」


「こんな所で道草ですか?」



"俺らほっといて"



どうやら不貞腐れている様子。



3人はヘラヘラ笑いながら、
「はーい、戻りまあす」と返事。


大野さんは「ここいる」と言い張る。





「大野さん」





子どもみたいなワガママを言う彼に、
私はちょっと嬉しかったり。


ふわふわした大野さん。




「また別の日に会いましょう?」





綺麗な顔をしたアイドルの大野さん。



貴方はみんなに笑顔や居場所を作る人なのに
ちょっと淋しげな顔をして、


「絶対、約束ね。」



とまた連絡先を記した紙切れを、
ポツンと1つ置いていくの。






もしかして、


そんな淡い期待を持ちつつも
そっと紙切れを開いて私は微笑んだ。



合コンなんてものも、悪くないかもしれない






『愛里、帰るよー!』



「はあい。」






















『名前も知らないキミへ。
 もしもまた会いたいと思うのならば、
 連絡してくれると嬉しいです
 ○○○‐○○○○‐○○○○


         嵐・大野 智』










































      大野 章END








 
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