第5章 Aiba.
私は持っていたチョコを、
相葉くんに差し出した。
「こ、これ!」
「...ん?誕生日は終わったけど....」
袋を持って不思議そうにする彼。
いや、バレンタインですよ相葉くん!
「ば、バレンタインチョコ...です!!」
照れながらそう言うと、
相葉くんは袋の中を覗き込む。
「ああ〜!美味しそう!!」と
嬉しそうに言う相葉くん
だがきっと義理だと思われてるに違いない!
「あ、のね。そのチョ...「みんな食おうぜ!」
相葉くんがチョコを持って教室に入って行く。
中に居た男子達が群がり、
チョコはあっという間に食われてしまった。