第5章 Aiba.
本命、って言えなかった...
ちゃんと告白するって、
昨日あれだけ練習したっていうのに。
『まあ、あの天然バカだから仕方ないよ』
「...だけど....」
仕方ない、か。
まあそうだよね。
次がんばろう!!
ーーーーーーいっぽう相葉は...
「おい相葉、これ。」
翔ちゃんが差し出したのはカード。
丁寧に相葉くんへと書かれてある。
「なんだろう」
開いてみると、そこには
『好きです』と綺麗な字で書かれていた。
思わぬ言葉に心臓がドキドキしてる
「良かったな、両想い!」
翔ちゃんが肩をポンポンと叩く。
「....うぉっしゃぁああ!!!」
今度は俺の番だよね、
なんて大事にカードを握り締めて
ニヤニヤとしてる俺。
バレンタインデー、
今日は少しハッピーな1日になりそうだ