第5章 Aiba.
ワクワクしながら作ったチョコ。
手作りなんて重いと言われるが、
初バレンタインなんだ。
手作りのがよっぽど愛がある!
そんなわけでして、
彼のクラスの前に待機中。
びっくりするほど早く来てしまった私
ドキドキが止まらなくって、
何度深呼吸をしたことだろうか。
「あれ〜!!
愛里ちゃん!」
えへへ〜と相変わらず
素敵な笑顔で登校してきた相葉くん。
隣には友人であろう櫻井くんが居た。
「これは青春だね〜」
櫻井くんが空気を読んでか何なのか、
教室の中へ入っていった。
「ええぇ、翔ちゃんなんで中入んの〜?」
相葉くんは相葉くんで、
中に入ってしまった櫻井くんが気になる様子
早く渡してしまえ、私!