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愛の囁きを。
第4章 Matsumoto.
家で待つ愛里。
メールで《いま行くから》と
送って、タクシーに乗り込む。
正直、俺は早く帰りたい。
いつもなら12時は完璧に過ぎるのに
走ったおかげで12時前には着きそうだ。
《分かった^^
待ってるから、気をつけて!》
メールの返信が来て、
またさらに会いたくなる。
ああ。家にひとっ飛び出来ないかな。
ポケットに入れた箱を
ギュッと握り締めて、
ドキドキ高鳴る胸の鼓動に、
緊張してるんだと改めて知らされる。
早く、会いたいな。
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