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愛の囁きを。
第4章 Matsumoto.
「...はぁ....はぁ....はぁ....」
こういう時に限って収録長引きやがって!
腕にはめた時計をチラチラ見ながら
全力疾走する俺。
そこまで暑くないというのに
汗までかいてきた。
今日は特別、急がなきゃいけない日
絶対に遅刻したらダメな日なのに、
あと数十分というタイムリミットに追われてる
「....間に合えっ...」
可愛くラッピングされた箱を
チラッと見る。
この指輪が表すものは、
説明しなくても分かるだろう。
そう、今日プロポーズをする日
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