第4章 Matsumoto.
泣き止まない愛里。
どうしたと聞いても答えてくれない
大根足と言ったから?
「じゅんは私の気持ち知らないでしょ」
「は?知らねーよ、
何も教えてくれねーくせに」
すると愛里はこちらを見て
大声で言った
「じゅんが....す、好きなの...っ」
顔を赤らめ、
まるでドッキリみたいで
俺は焦りを隠しつつも笑いながら
「....嘘だろ?」
笑い者に仕立てあげたいだけ
本気なわけ、ないって
喜ぶ心を落ち着かせながら
そう言った
「本気だもん!!!
どうせ、引いてるんでしょ...」
涙ぐみながら言う愛里