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愛の囁きを。

第4章 Matsumoto.






そんなのは自分の我儘だし、
何より身勝手だと分かっている。


けれど、ツラかった。



本当に彼女が好きだから。


愛里の恋を応援したいのに、
出来ない"ヤキモチ"


それでも俺は君の前では笑ってて、
平気だよと嘘をつく。



大丈夫なんて言葉は、



本当に必要な時に限って使えない
簡単そうで重い言葉なのかもしれない







「松潤が珍しく沈んでる...」


真隣で心配そうな声を漏らす相葉さん
だけど返答する言葉が見つからない


「絶賛失恋中なんです。
 ほっといてあげて下さいよ」


雑誌を読みあさるニノが言う。

ニノの言葉に相葉さんは
「ええ!失恋中なの!?」と

予想通りの反応に、
ニノがニヤリと密かに笑った




あいつ、マジで意地悪か!




「...うるさい相葉さん。」



と注意したのは、
寝癖を懸命に直す翔くん


その姿が可愛すぎて笑える。


「翔ちゃん諦めなよ〜
 もう直んないって!」


「だいたいなんでそんなとこに
 寝癖なんか付くのか不思議です」


無理やり直そうとするもんだから、
ほっとけば気づかれない程度の寝癖も

かなり酷くなっている。




「う、うるさい!!!
 気になるんだよー!」



気になるにしてはセットした髪の毛
ぐしゃぐしゃにし過ぎじゃね?















 
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