• テキストサイズ

愛の囁きを。

第4章 Matsumoto.





そのあとスタッフが来て
収録するためスタジオへ向かう。


メンバーには「大丈夫?」と聞かれた



「松潤」


「...?
 リーダー、どうしたの?」



後ろからトコトコついてきていた
リーダーが真横に並んだ。


どこか真剣な顔つきなのに
いつもみたいに優しい顔をしてる


「大丈夫じゃないんなら、
 無理して大丈夫とか言うもんじゃないよ

 大丈夫って言葉は、
 皆を安心させるための言葉
 逆に不安にさせてどーすんの?」



「....」




ね?と微笑み、リーダーは
俺の頭をよしよしと撫でた。


あったかい、リーダーの手



「二人でなーにしてんの、
 男同志で気持ちわりぃー」


「イチャイチャするなら
 お家に帰りなさい!もう!」


「相葉さんヤキモチーww」



「みんな分かってるみたい。」



「「「え、ちょリーダー認めた!」」」




大丈夫なんて嘘だよ。



本当は大泣きしたいし、
叫びたいし文句だって言いたいし


なんで俺じゃダメなのって
すがりつきたいけど。




今の俺は、まだみっともなく
足掻けないからさ。


今は居場所であるメンバーの傍で



「リーダーちゃんと否定して〜」









小さく微笑んでいたいんだ。






































 
/ 314ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp