• テキストサイズ

愛の囁きを。

第4章 Matsumoto.





「ま、つもとくんに会って...
 嬉しいだけだからっ!!!」


「....そっか、俺も会えて嬉しい。」



その時の俺は、
すっげぇ嫌な予感がしたんだ。


小さな小さな愛里を
ギュッと抱きしめたくなるような。

そんな思いがした。





それから数日、
学校にだいぶ慣れてきた俺だが


気づいたことがあった。


『平川先輩って知ってる?』
『へ、誰それ?』
『その先輩さ、いつも一人らしくて。
 しかも無表情、怖くね?』
『うっそ。やっば、怖すぎ』



愛里は
いつも何かしらの噂があって


見かけたときはいつも1人だった。


特にイジメられてるわけじゃない。
話しかけたら笑顔で話してくれるし、

帰ろうといえば帰ってくれる。



だけど、

















彼女の姿はいつもボロボロだった。













 
/ 314ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp