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愛の囁きを。

第3章 Sakurai.




久しぶり、に外へ出た。
外に出れば刺さる冷たい視線


そりゃそうだ、
今までまともに出たことないし。




噂ってのは、
よく人を傷つけちゃうから




「ま、ぶし....」


「普通!
 どこ行きたい?」


外に出れば何かあるもんだって思ってた

だけどあるのは多くの人と、
微かに聞こえる話し声


怖くて、小さく震えた手を



「よっしゃ。あっち行こ!」




櫻井さんが握ってくれた





初めての温もりに、


どうすればいいのか分からなくて。






だけど、
不自然に鳴るこのドキドキは


きっと彼のせいなんだ






















 
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