第3章 部長との密会
「ぁっ…、だめぇ…!」
「…コレが欲しかったんだろう…っ…?」
耳元で囁いてくる部長の呼吸も少し荒い。
私の肩を甘噛みし、片方の手は少し乱暴に胸を揉んできた。
「こんなにエロい体…今までよく周りの男が放っておいたもんだな…っ…」
「ぁっ…ぁんっ…!」
「ほら…ッ…もっと鳴いてみせろ…っ」
「ぁっ、ぁっ、ぁんっ…!」
律動のスピードが上がる。
互いの肌がぶつかり合う音…ぐちぐちと粘膜同士が擦れる音…
耳元では余裕のない部長の吐息が聞こえて…
「もっ…、だめ…っ…おかしくなっちゃ…!」
「…あぁ…、好きなだけイけ…っ…」
「ぁっ…あぁっ…!」
「くッ…」
ぎゅっとシーツを掴む手に彼の手が重なる。
その瞬間、私はあられもない声を上げて達してしまった。
そんな私を追いかけるように部長も中で精を吐き出す。
「はぁっ…、はぁっ…」
ぐったりしている私の中から自身を引き抜いた彼は、私を仰向けにさせ唇を重ねてきた。
その手は厭らしく胸を愛撫し、再び私の体に熱を灯すには十分なものだ。
「ぁっ…ダメです…っ…、私もう…っ…」
「…何言ってるんだ…夜はこれからだろう?」
「んっ…」
ちゅっちゅっと首筋や鎖骨に吸い付いてくる彼。
力の入らない手でその体を押し返そうとした瞬間、バッグに入れたままだったスマホが音を立てた。
(…電話…?誰からだろう…)
意識が朦朧とする中そんな事を考えていると、私の上から退いた部長がベッドを下りバッグの元まで歩いていく。
こちらにスマホを渡してくれるのかと思ったが、彼はディスプレイを確認した後私に断りもせずその電話に出た。
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