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*君の心に触れさせて*【R18】

第2章 始まった関係




「…大丈夫か?」

肩で呼吸する私の頭を優しく撫でてくる部長。
私は黙って頷く事しか出来ない。
こんなに気持ちのイイ絶頂を味わったのは初めてだった。


「イったばかりのところ悪いが…そろそろ橋本のヤツは限界みたいだ」

「…え……?」

そう言われ橋本くんの方へ視線を向けると、彼は顔を赤くさせ荒い呼吸を繰り返している。
「橋本くん…?」と名前を呼べば、グッと腰を引き寄せられ噛み付くようなキスをされた。


「んっ…!」

「先輩…っ…、俺…もうっ…!」

キスの合間に何かを訴えようとしている彼。
引き寄せられた拍子に密着した彼の下半身が、ひどく熱くなっている事に気付く。
そんな彼に部長はすっと手を伸ばした。


「ほら…橋本」

「…?」

訳も解らず部長から何かを受け取る橋本くん。
…それは避妊具で。


「どうせ持ってないんだろう?」

「……。部長用意周到ッスね。…ってまさか!もしかして初めから先輩とヤる気で…!?」

「ハァ…馬鹿言え。俺だってこんな状況になるとは思わなかった」

「て事は…いつもゴム持ち歩いてるって事ですか?」

「…文句があるなら、その状態のまま部屋から追い出してやってもいいんだぞ?」

「す、すみませんでした!」

私を離した橋本くんがその場で土下座する。
そしてビリッと避妊具の封を切った。


「あ…でも……俺から先にヤらせてもらっていいんですか?」

「じゃあ聞くが…お前はこれ以上我慢出来るのか?」

「…出来ません」

「それに…それを決めるのは俺たちじゃない」

部長の言葉を受け、橋本くんがこちらへ顔を向ける。
その表情は真剣そのものだ。


「先輩……いい…ですか?」

「……、」



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