• テキストサイズ

NARUTO 夢(その後)

第6章 嫉妬R18






花『カカシさん
本当に…ただ忘れてただけ、ですか?』

私は不安のままに背の高い彼の頬に手を伸ばす

カカシ『そんな顔しないで
大丈夫だよ、こうして思い出せたんだし』

花『でも…

今だけじゃない
今朝も…昨夜の事、忘れてた』

少し語調を強くすると、カカシさんが困った様に眉尻を下げる

カカシ『そうだね
確かに何だか頭はぼぅとしてるかも

昼間の事は…断片的にしか、思い出せないし…』

花『それって…』

やはり普通じゃない

花『カカシさん、ちょっとだけ屈んで貰えますか?』

私は彼の顔色や目の動きを確認する

その後彼のおでこに両手を当て、
少し焦りながら医療忍術を発動した

カカシ『…真剣な顔、可愛いね』

花『茶化さないでください』

目を瞑って手のひらにチャクラ練ると、彼の内側までそれを潜り込ませ、何かしらの異常がないかを探ってみる

…が、特に異変を感じられない

一見すると至って正常のように思える

花『…ダメです

すぐには原因を特定出来そうにありません

今度、病院で精密検査を…いえ明日!直接綱手様のところに…っ!』

カカシ『こらこら、また泣きそうな顔して
大丈夫だって言ってるでしょ?

多分疲れてるんだよ

寝不足で、俺の方が夢と現実の境目が分からなくなっちゃってるのかも?

でもありがとね心配してくれて』

屈んだ姿勢のまま、唇にチュッとマスク越しのキスをされた
そしてにっこりと微笑まれる

カカシ『ほら、もう帰ろう』

花『…』

(…誤魔化してる
絶対おかしいって
本人だって気付いてる筈だ)

自分はこれでも医療の分野だけには特化している、特別上人だ

火影の健康管理には、1番近しい妻と言う立場もあり、私が責任を持って担う立場にある

ましてや彼は私の1番大切な人

(ああ、そうですか、
なんて放っておく訳がありません!)

単なる疲れだけの症状だとしても
精密な検査をした方がいいと判断する

花『ダメです』

カカシ『え?』

花『だからダメです!
明日の午前中はお休みにして下さい
一緒に綱手様の所へ行って頂きます』

カカシ『…わ、分かったよ』



/ 272ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp