• テキストサイズ

NARUTO 夢(その後)

第25章 終章







カカシ『花ちゃん!!』




扉を開く大きな音と共に現れたカカシさんは、火影の装束に身を包み、息を弾ませていて…仕事中にも関わらず、急いで駆け付けてくれた事が分かった





花『……カカシさん……ホントに……来てくれた』





カカシ『あっ…当たり前でしょ!!』





しかし私と腕の中の存在をその目に留めると…感極まった様にそのまま動きを止めてしまう…


ゆっくりと、一歩一歩…私達に近づいて来て、その場で目線を合わせる様に膝を付いた





花『男の子です、カカシさんに似た』





カカシ『はは……っ、
ほん…とだ
俺と、同じ髪色

君の、お爺ちゃん譲りだな』






花『……カカシさん……』






恐る恐る伸ばされた指先は、小さな指先に這わせれば必死に握りしめられる

その姿の愛おしさに思わず目を合わせて、私たちは微笑み合った






カカシ『なんて小さいんだ
初めまして…
俺は、君の…"お父さん"だよ』






「お父さん」という言葉のぎこちなさが何となく可笑しくて笑ってしまう


頬を染めて腕の中の存在に夢中になるカカシさんの瞳は、完全に涙ぐんでいた






カカシ『あり…がとう花ちゃん
俺の子供、産んでくれて』





腕の中の存在諸共…ギュッと抱き締められる

かけがえのない命を授かった上に、その事を共にこうして喜べる彼が隣に居てくれる事に、また幸せを感じる





/ 272ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp