第23章 夢から醒める時R18(3人視点)
花『…子…供…』
実は花ちゃんの中で果てる瞬間には…俺はもうその思いに囚われていた
このまま子供が出来てしまえばいい…俺と…君との…
そう願いながら、全ての性を彼女の奥深くへと、注ぎ込んだ
もしかしたら…俺は…この子を縛り付けたいのかも知れない…俺と繋がる大切な何かで…
…一生…俺の側から、離れてしまわないように…
そんな事が理由だなんて…君は呆れてしまうかな…
カカシ『…前にも話したでしょ?出来たら良いなっ…て…』
すると花ちゃんが、嬉しそうにはにかんでくれる
花『…はい…』
抱き合って、おでこを合わせ…内緒話をするみたいに互いに囁き合う
「君に似た女の子がいい」と言えば「あなたに似た男の子が欲しい」と言ってくれる
「じゃあ、どっちもだね」と言って2人で微笑み合い、優しくキスをした
俺は彼女と繋がったまま、ベッドでじゃれ合って…このまま2人の体が一つに溶けて混ざり合ってしまえば良いのにと心底思っていた
(…凄いな俺…この歳で…こんな子供染みた事考えて…ちょっと…頭、おかしいんじゃない?…)
だが花ちゃんは以前、好きになると…どんなに身体を繋げても、所詮は別の人間だし…それがもどかしい、と…確かそんな事を言っていた
それは、正に今の自分の思考に当てはまっていて…思い出すと心が暖かくなる
だからこんな子供染みた考えを話したところで、君はきっと、バカにしたりはしないだろう
…だったら、縛り付けて欲しい…君も…俺を…
死が俺達を別つ、その日が来ても
尚も繋がる2人の絆…
…俺達は明け方近くまで何度も愛し合い…
抱きしめ合って…眠りについた
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