第1章 大切な存在R18
カカシさんと所帯を持てという綱手様の言葉から数年…
念願叶って結婚した私達は、さまざまな困難を乗り越え今現在を無事に過ごしている
だが火影に就任したカカシさんは、第4次忍界大戦の混乱を治め里を安定させるため、日夜…それこそ寝る間も惜しんで仕事漬けの日々を続けていた…
「ただいま…花ちゃん?」
『カカシさん!』
玄関先から聞こえて来る愛おしい人の声に、私は慌てて使っていたコンロの火を消すと、バタバタとエプロンを取りつつ小走りで彼の元へ向かう
1週間程他里への視察に出ていた彼がようやくその任を終えて、帰ってきたのだ
久しぶりに見る大好きな旦那様を見た私は、嬉しさを抑えきれずに背の高い彼の首筋に飛びついた
「おっと…っ…!
…熱烈な歓迎だな…」
『お帰りなさい!!あなた』
薄く微笑んだカカシさんがぎゅっと私を抱き締め返してくれる
「ただいま!…花ちゃん…」
そのままマスクを指でずらした彼に誘われる様に、私は彼の素顔にそっと自分の唇を寄せた
『んんっ…』
直ぐに唇の隙間から舌を割り込ませてくるカカシさんに答え私も唇を開いてそれを受け入れる
唇を何度も優しく食まれ微笑み合うと…舌を絡め取られ…直ぐにめまいがするような激しいキスになる
会えなかった時間を埋めるように、お互いの奥を、探り合う…
「…んっ…会いたかった…」
『…っ…ふ…はぁ…わ…たしも…です…』
貪られる様なキスを暫く交わした後、そのまま玄関先でまだ上着も脱いでないカカシさんに壁に押し付けられ身体を弄られ始める
『…ん…っ…、あっ…あなた…
……ん……
ちょ…っ…ちょっと待って…っ…
…ちゃんと…着替えてから…
ご飯も…お風呂も…用意して…っ…あ…』