第18章 記憶の消滅R18(3人視点)
────…
自分の "罪" に後悔はなかった。
その感情に苛まれる事を
重々覚悟していたはずなのに──…
俺は…壊れてしまったのか──…
幻術を解いた後、朦朧としている花の記憶を 俺は、写輪眼によって 泡の如く消去した──…
そうして意識を失くした花の身体を、そっとソファへと横たえた俺は その後何事もなかったかの様に その場から去っていた──
(お前は忘れていい…
────幻術の中で
俺に、何をされたのか────など…
覚えている必要は、ない──…)
そう、重要なのは──…
この先どうなるか…
それだけだ────…