第16章 初めての嘘R18
「はぁ…はぁ…
あれ?…花ちゃん?
飛んじゃった…
激しくし過ぎちゃった、かな…?」
「はぁ…はぁ…
…うん、そうだね
──…てゆうかさ、今日はもう 前半から飛ばし過ぎでしょ
もうこのまま寝かせてあげなよ…
俺も…──もうすぐ消えそうだし…
そうだ…せっかく用意したんだ。
この後、ちゃんとご飯食べなよ…
花ちゃんを、心配させるな」
「あはは…了解…
…ていうかそれ、
まんま──花ちゃんのセリフだね」
「当たり前でしょ
俺作ったの、この子だよ
あんたの事を、何より気にかけてるの」
「──そうか…自分に労わられるなんて、変な気分だが…
まぁ…じゃあ明日から暫く
──…彼女をよろしくね
俺の代わりに、側にいてやって…」
「了解──
もしかして……サスケが心配か?」
「まぁね…少し…
───あ!でも俺抜きでセックスはするなよ!!」
「はぁ…はいはい
ほら、見てよ…
花ちゃん、気持ち良さそう
……もう完全に眠りにつくな…
じゃあね──…君に会う事は、もうないかな?
…楽しかったよ、連携プレー
もう一回ぐらい、したかったね」
「はは────…そうだな」
「でもさ…
花ちゃんが欲しいのは、"俺"とのセックスだけじゃないぞ。
そこんとこ、履き違えるなよ
…ちゃんと、大事にしてやって」
「…わ、分かってるよ、そんな事は…っ
でも────…ありがと、な…」
消え入る意識の中…そんな2人の声を、微かに聞いた気がした。