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NARUTO 夢(その後)

第15章 奇妙な三角関係







立ち上がったサスケ君に声を掛けようとするが、何も言葉が出てこない。



────何も言えない。



応えられないのに…傷付けたくない、なんて…


──…そんな事を考えるからきっと、隙だらけ…なんて…言われるんだ。



慰める言葉なんて…余計に彼を、傷付けるだけ…





伸ばした手は虚しく空を彷徨い、何も掴む事なくやがて下ろされた。



サスケ君が消えた暗闇の中、ただ1人…私は彼を傷付けた事への痛みに──…打ちひしがれるしかなかった。





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