第4章 ④新門紅丸 11巻ネタバレ注意!
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どこかに、いいネタはないだろうか。
ふらふらと、町中を見て回っていると何やら視線を感じた。後ろを確認したが、特に…
「…おい」
『あ、若。お疲れ様です』
「。去年は、よくも紺炉とやってくれたな…」
これは、マズい。すべてバレてらっしゃる(汗)
『…え?なんの事ですか?』
「あ"?てめぇが、珍しく湯屋に誘った時だろうが」
『…あ〜、あれですね』
と、視線を泳がせていると…
だが…と若が
「まぁ、あれで鼻血出して倒れたもんなぁ」
『っ!?』
「今ではアレ以上のことシてるがな…」
顔を真っ赤にして、俯いてしまった私に追い打ちをかけるように
「今年はどんなのを撮るのか教えれば今夜、ちっとは手加減してやる」
『し、知りません!』
ほう…じゃ手加減はいらねぇな。
『ほ、本当に知らないんです!紺炉さんとも、まだ』
「まだ?」
『はっ!』
もう、嫌だぁ(泣)紺炉さん!助けて下さぁぁい!!
「…まぁいい。今夜、覚えておけよ。意識飛ばしても、やめねぇぞ」
ひぃぃぃ。明日、非番でよかった。
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詰所に帰ると、紺炉さんがニヤニヤしながら待っていた。
『…どうしたんですか?』
いや…とだけ言って、七曜表の写真は撮れたらしい。いつの間に…
『どんなのですか?』
「それは、出来上がってからのお楽しみだな」
そんなぁ…
(…これって)
(おい、紺炉!)
(二人は絵になるなぁ)
私が若に問いただされて、耳元に顔を寄せてる時の写真だった。私は後ろ姿だけ写っている。普段は絶対に見えないから、知らなかったけど…
相変わらず、色気がスゴい。こんな顔で、私を見てるのかと思うと、あの日の夜を思い出してしまった。
(おい…やらしいこと考えてるだろ)
(か、考えてません!)
(の顔見りゃわかんだよ)