第4章 ④新門紅丸 11巻ネタバレ注意!
今年も、七曜表の季節がやってきました。
『この七曜表は、永久保存版としてとっておかないとですね』
昨年の七曜表には、若の写真が載った。もうあり得ない色気に、見た瞬間に鼻血を垂らして倒れてしまった。紺炉さん。いい仕事しますね。
「去年は、が協力してくれたからな。今年は、どうする?」
そう、昨年はまだ若と付き合う前だった。小さい頃から一緒で、兄弟とも言える位には仲が良かった。
いつからだったか、若に兄弟ではなく男性としての好意を抱くようになった。その結果があの鼻血である。
『若の色気が世に伝わってしまうのは、嫉妬モノですが…私の感情だけで、第七が皇国に負けるのは我慢なりません!ぜひ、今年もお手伝いさせて下さい!』