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捕らえた蝶【R18】

第5章 洗礼





タオルを敷き詰めた浴槽にミシェルを入れて、レグルは呟く。

「本当は、取り出した触手をヘズ殿の解剖に回した方がいいんだけどねぇ……
ミシェル、嫌でしょ?
だからごめんね……俺の手で始末する」

ああ、もう、私……どれだけこの目の前の人を傷つければいいの。
後処理どころか分娩を手伝わせて、その上……

「気にしないで。
それに……結界に穴を開けて異端が入り込むとはね。
外交官っていったって、その管理も俺がしなきゃいけないのに……」

レグル様の言葉は途中から小さくてよく聞き取れなかったけど、彼は私を落ち着かせるように笑った。

「いいかい、下腹に力を入れて、膣を広げて。
そのまま大きく呼吸をするんだよ。
俺が指を入れるから、ミシェルは俺の服を掴んでいて」

「は、はい……」

足を大きく広げさせられて、浴槽のふちに足をかける。
羞恥心がぼぅっと霞がかる頭に浮いては沈みを繰り返している。

彼が白手袋を歯で摘んではずすと、手にとろりとした香油を塗った。
ふわりと浴室に花の匂いが広がる。

「息……吸って、ゆっくり吐くんだ。
そう、それでお腹に力を入れて……」

「はぁっ……は……、ふ……」

息んだ私の秘部に彼が指を入れて、覗いた触手を摘む。

ぐちゅん……ぐち……

真っ暗闇の中で触手の色も形態もほとんど見えなかった昨夜。
膣の中から出てくるそれは、赤紫色をしていた。

「あっ、あ、あ、うまれ、ちゃぁ」

「息吸って……吐いて……ほら、見えるよ」

敏感になった膣内は、レグルが触手を引きずり出すたびにきゅんきゅんと疼く。
くちくちと水音を立てて引っ張り出されて、膣を擦り下ろした。

ミシェルはレグルの服を掴むより、その頭を抱きしめて快楽と排泄欲に耐える。



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