第6章 あつい
「ならば、よくできましたのキスをください」
すん
「今はちがいます」
すがん
「ぴえん」
ガチャッ
「お待たせフェージャ。今日は澁澤先生も私の家で作業する事になったんだけど大丈夫かな?」
「今日は私と寝てくれますか?」
「もちろん先生は隣の部屋に寝てくださいね」
「もちろん!」
「澁澤先生、天音は私のモノですから」
にこり
「いいよ。今日はフェージャくんの天音先生だ」
「····素直ですね」
「まぁまぁ。先生夕飯はまだですか?」
「まだだね。」
「そしたら準備しますね」
(なんだろ。天音先生の家にいるのに···本物の"家族"みたい)
「君の事は分かりますよ。今日だけは私たちは"家族"ですよ」
「···家族」