第6章 あつい
「落ち着いたかな?」
ひっく··
「うん···頭いたい」
「たくさん泣いたからね、薬飲もうか」
こくっ
「よく飲めました」
「一緒に寝てください」
「いいよ、フェージャのお願いだからね」
「うん(今日だけ僕の天音)」
「明日までお父さんはお仕事だから、明日は一緒に入りましょうね」
「うん、うん!」
ぎゅぅ····
ーーーーー····
次の日
「天音~!おはよう!」
ぎゅむ。
「おはようございます、太宰くん」
「···あの子の匂いがする」
びくすっ
「そうかな?」
「天音、私の事好き?」
「もちろんよ」
にこにこ
「うん!」
たたた···
(油断大敵だな··でもあの子にしか分からない)
何か··
じーー·····
「······」
が