第2章 ねここ
「ふがっ!(えっ!)」
私は眠るフェージャ(小さい)を持ち上げる
すぴすぴ··
「すぴょー···」
「······(可愛い)」
耳
手·足
(やはり猫にしか見えない···澁澤さんなら分かるかな?)
フェージャを起こさないように、布団に寝かして私は立ち上がる。
プツ··プツ··ぱさっ
(今日は確か探偵事務所···なるべく目立たない服にしない··視線を感じる)
後ろをむくと
じー···
「····」
「······」
フェージャが立って私の着替えを見ていた。
まだボタンしか開けてないから助かった。
ひょい
「すみません、今から私は着替えるので隣にいてくれませんか?」
うごうご
「や」
うごうご
フェージャは暴れ私の手から離れ着地する
「さすが猫、」
そして
ぎゅー···
「や、や」
私の足にしがみつく。
「分かりました、だけど私の着替えを見ないでくれるならいいですよ」
ぱあぁ
「······」