第4章 つみとばつ
ーーーーー·····
パタパタ···
(フェージャの屋敷って以外に物がないから片付けは少ないけど···)
ぎゅむむ
「·······」
(私に抱きつく子供が邪魔をする···何か言われたのかな?)
「フェージャ?どうしました?」
「···天音、答えてください」
「?、はい」
「その····指輪は···」
「あー··これは、寂しくならないよう··ちょっとした
ーーーーー·····
パチッ
(やってしまった···)
あの時の続きを聞きたくなくて···口を塞いだ、だけど
「まさかこんな所までするなんて····ごめんなさい天音」
さらっ
「すぅ···」
····ガチャ
「全く、続きを塞ぐなんて可哀想じゃないかフョードル君」
「····あの日の記憶は私ですら知りませんからね、それよりも」
ギシッ
「何か?」
ずおぉ
「何で平然と天音の隣に潜るんですか」
「寒いから温めてあげないとね、この指輪の色と形見て気づかないかい?」