第4章 つみとばつ
するっ···
「···"幸福を告げる、心の安定"ね?私はずっといますよ」
どうして···
パタッ··
「天音」
ぐいっ···
「きゃっ···!」
「私の異能力は··罪と罰、だけど今だけは··幸福を告がせて···私だけを見て」
その言葉を告げてお互いの口を塞ぐ。
月明かりが、照らされ····
罰は"幸福を告げた"
ーーーーー·····
···パチッ
目が覚める。
足取りは、向かう。
ガチャ···
(···寝てる)
もぞっ···ぎゅっ
(あたたかい···生きてる音がする)
パチッ···
「フェー··ジャ?」
「起こしましたか?」
「いいえ、おかえり」
「はい、ただいま」