第4章 つみとばつ
「ずっと?」
「はい···ずっといますよ」
罪よ··今から私は罰を犯す
「天音、今日の店でこれを買いました」
渡されたのは小さな小箱
「開けていいんですか?」
「はい」
小箱からは綺麗なオレンジ色した指輪
「カランコエをイメージした指輪だそうです、2つ買いましたので私と天音の··左手を出してください」
言われるがまま左手を差し出す。
すっ···
「カランコエの花言葉···"幸福を告げる"」
「フェージャ···」
すっ··
「次は私の右手に天音から指輪を付けてください」
(細長い、指に···オレンジ色が輝く···あっ!)
「フェージャ、右手の薬指の意味分かりますか?」
「···お互いを好きになる」
「正解と間違いですね···フェージャの右手の薬指に付けるカランコエの意味は···」