第4章 つみとばつ
ガチャ···
ぺたぺた···
(罪のフェージャ、ずっと寝てる··お腹空かないのかな?···明日の朝には罰のフェージャがいなくなるって聞いたな···)
サラッ··
「今のあなたはどんな夢を見てるのかな?···おやすみなさい、フョードル・ドストエフスキー」
パタン···
ばったり★
「今罪の僕に会いに行ってましたか?」
「あっ··挨拶だけしてました」
「やっぱり君は優しすぎる···部屋に行きましょ」
「はい(やっぱり似すぎてるけど、違う)」
ーーーー····
ぎゅっ···
「フェージャ?(座らせて抱きつかれてる)」
「明日になれば罰は罪に戻る···"罪と罰"は仲良し···」
「怖いの?」
ピクッ···
「はい··今日1日ずっと一緒にいて初めて··消えたくないと思いました」
「····罰は消えませんよ、罰は私の中にいますから」