第4章 つみとばつ
「フェージャが寂しいと思ったら私に寄り添ってくださいね」
「うん···」
「罰のフェージャはもし罪のフェージャの中に戻ったら、記憶も一緒になるんですか?」
「ならない···今日の記憶は私だけの記憶···」
「なら、今日の思い出に何処か出かけませんか?」
「えっ····」
「そうだ!私とお揃いの物を買いに行きません?お揃いの物を一緒に持てば寂しい思いしませんし!」
「お揃い···私と天音だけ···?」
「はい!」
ぎゅう~··
(人に触れるの久しぶりだ··暖かい)
ーーーー·····
「こんなもんかな、苦しくないですか?」
「大丈夫です、何故帽子?」
「外は寒いし、フェージャは··かっこいいですからね」
どきん
「···はい(あたたかい)」