第3章 ことば
「どうしました?」
ぽや··
「あったかい···」
(確かフェージャくんのお母さんは亡くなってるって聞いたけど、まだお母さんが恋しいんだよね。)
「フェージャ、ごめんね」
寝かせたフェージャを起こさないようなた膝にのせる。
ふわっ··
(さっきよりあったかい···お母さん?)
違う
ぽん···ぽん···)
「きーら、きーら、ひーかーる··」
ぎゅう
「····あまね」
(····安心してる?)
「私は隣にいますからね。フェージャ」
ーーーーーーー·····
「せんせい、さようなら!」
「また明日」
ぎゅううう···
「·······」
「そろそろお迎え来るよ?太宰くん」
「今日あまりお話してないから」