第10章 ぎくしゃく
カチッ
「おやすみなさい」
「えぇ、おやすみ···僕の天音」
「?·····っ!」
ぎゅっ。
「抱きしめると凄く寝れます」
どっどっどっ。
「あっ、そう?それならいくらでも···!」
がぷっ
(噛まれてる···!)
「天音は、今まで誰かと付き合いましたか?」
「えっ、何故?」
「何となく、です」
「···いいえ、付き合った人はいないよ」
ニヤァ
「そうですか。···なら僕が守りますね」
「?フェージャ···くん?·····ぁっ!」
むにっ···。
「やはり、初めてでしたね」
「ちょっと手を··離そう?···んっ」
むに。むに···。
「初めて会った時から欲しかった」
「えっ?·····ひゃっ//」
キュッ。···クニクニ