第10章 ぎくしゃく
「それではおやすみなさい」
「はい、おやすみなさい」
パタン
(いい子なんだよな~~。私の考えすぎかしら?)
戸締り確認
明日の朝の準備完了
(よし!寝よう)
部屋のドアを開けると、そこには
「遅いです」
「ふぁ?!」
先程先に寝たフェージャくんが枕持参してベッドに寝ていた
「ちょっと?!、えっ!?私の部屋···フェージャくん?」
ぎゅっ
「最初は我慢しましたが。やはりひとりだと寂しくて」
(·····子供らしい所をもある)
「天音に迷惑掛けてしまうのは分かってます。···ただ寂しくて」
「~~~~···っ、分かったよ。フェージャくんが寂しくならないように一緒に寝ようか」
「ありがとうございます」
(今まで我慢させていたのか。駄目ね寮母失格になるわ!頑張らなきゃ)