第10章 ぎくしゃく
ごふん
ギュゥ
すりすり
「······」
(子供だな)
じゅっぷん
すりすり··あー··かぷっ
「ひゃぁ?!」
「痛いですか?」
どっどっどっ
「痛くないわよ。ちょっとびっくりしただけ。もう充分かな?そろそろご飯を温めたいからね」
むずーー。
「食べたらまたイイですか?」
「そうね。片付けも終わってフェージャくんが眠くなるまでいいわよ」
「わかりました(親しい人にしか言われない名前)」
初めて会った時に紙に書いて渡したから呼んでくれる
コトッ
「さっ。食べれるだけでいいからね」
「いただきます·····おいし」
「よかった~~」
(あまり気づかなかったけど····。フェージャくんって私より大きくて、細くて何を考えてるか分からないのよね)
でも分かる事は
かちゃかちゃ
「ふ···フェージャ···くん?」
すりすりすり
「はい」
「ちょっとまだ早いかな~?片付けしてるからね」
しゅん··。
「····僕の国では当たり前でしたから··いけませんでしたか?」
「そんな事ないよ!(しょげ顔は辛い!)」
(ちょろい)