第9章 だったん
1
パッ···。
「·····ー!」
電気が付いた。
誰かに見られてる感じの正体
「わ····私の···写真···」
いつの間にか撮られていた写真がおびただしいぐらい貼り付けられていた。
その貼り付けた写真に真っ赤な字で
『わたしのⅹⅹⅹ』
ぞわわっ
「早く····逃げなきゃ!!」
首輪は取れない。
誰か···。助けて····。
怖い
こわい
恐い
コッコッ···
足音が響く
「いやっ···!··けて···」
ーーー··怖い目にあったら私の名前を呼んでください
はぁーー···はぁーー··
「はぁ······はぁ····」
グッ
ガチャ···ギイィ
「助けて···フェージャ···」
ぱちくり
「此処にいたんですね」
扉を開けた人は私が呼んだ人だった