第2章 ねここ
ふにふに··
(よくある話では王子様のキスでお姫様は目覚める····どれ··)
私は眠る天音に近づき
ーーー····ちゅ
きすをした
ぼふん!
「けほっ」
煙に撒かれ私の姿は戻っていた
「····完全ではないですね」
姿は私
有り得ないなら、耳としっぽがついたまんま
「天音、起きてください」
眠る天音の頬を触る。
「····んぅ?フェー···ジャ?」
「姿が戻りましたよ」
「?!」
フェージャの言葉に私は驚いた。
だって···体勢が··
「あの···ちょっと動けませんから···っ」
すり··
「猫は擦り寄ります」