第2章 ☆ 誠凛高校入学‼
時雨「ん?黒子くんが入るんなら入ろーかな…」
黒子「…ッ‼‼」
黒子くんは、びっくりしたのかいつものポーカーフェースが崩れてる。
時雨「ね?入るの?」
黒子「もちろんです。」
いつも通りにふんわり微笑む黒子くん。
元通り。
ちぇ…。ちょっと残念。
"キーンコーンカーンコーン"
楽しく雑談していると、チャイムがなった。
黒子「では、あとで。」
そう言って、黒子くんは姿を消した。
き、教室でもミスディレ⁈
担任「おーい、ホームルーム始めるぞ〜‼席につけー!」
先生の一言でガタガタと皆座って行く。
その中で一人、勢いよく扉を開けた人がいた。
火神「遅刻〜‼」
担任「おーい、火神‼初日から遅刻とはいい度胸だなぁ‼」
彼は悪びれもなく教室に入ってくると、私の隣に座った。
で、でか…しかも、髪の毛赤いし、眉毛二本(?)あるし…
思わずまじまじと見てしまう。
火神と呼ばれたそのコワイ人はこちらに気づき、不機嫌そうに鼻をならした。
火神「あ?なんだよ。」
時雨「あっ、何でもない…です。」
そのとき、時雨は気づかなかった。
火神くんが、隣で顔を赤くしていた事を。
担任「ホームルーム終了‼と、言いたいとこだが…今日は初日‼なんで、自己紹介しろ!自分の名前と出身校、あとなんの部活にするかもな‼じゃあ、浅田から!」
浅田「えー、浅田大成です。出身校は…………