第2章 ☆ 誠凛高校入学‼
担任「次、火神‼」
隣からガタッという大きな音。
火神「火神大我‼アメリカから来た。部活はバスケ部。よろしく。」
再び大きな音をたて、席につく。
担任「アメリカかぁ〜‼次、黒子!」
『し…ん』
静まりかえる教室。
担任「あ、あれ?黒子ー!黒子はいないかー?や、休みか?じ、じゃあ…次…」
黒子「あの…ここにいます。」
背後から聞こえる声。
時雨「あっ…」
後ろの席だったのね…
教室のほとんどの人が度肝を抜かれたらしく、目を見開き固まっている。
担任「あ、あぁ…そうか。い、いたか。じ、じゃあ、黒子…」
黒子「黒子テツヤです。帝光中から来ました。部活はバスケ部です。よろしくお願いします。」
カタン…と、静かに座る。
黒子「篠原さん。いま、密かに後ろの席だったんだ…と、思いましたよね?ヒドイです…。」
しゅん…と子犬のように、丸くなる黒子くん。
時雨「可愛いッ(((o(*゚▽゚*)o)))」
ガバッと黒子くんに抱きつく。
担任「お、おーい、篠原ー?次、お前だぞー?」
時雨「あっ、はーい。篠原時雨です!黒子くんと同じく帝光中から来ました。部活はバスケ部でマネージャーやります♡よろしくお願いします‼」
ざわつく教室。
「帝光中だって…。」
「あの可愛さでマネージャーとかやられたら、部活集中できないよな…。」
こんな調子のまま、ホームルームは終わった。