第5章 ☆ 黄瀬君
リコ「…なっ、なんでここに?!」
黄瀬「いやー次の相手誠凛って聞いて、時雨っちと黒子っちが入ったの思い出したんで。」
そう言うと黄瀬くんは、私の方へ向かって来た。
黄瀬「会いたかったッス。俺のプリンセス♪」
私の手をとり甲にキスを落とす。
時雨「き、き、き、黄瀬くんッ?????!!!!!」
いきなりの行為に声が裏返る。
黄瀬「ふふ…照れてるんスか?可愛いッスね♪」
なんてからかってくるから、顔が赤くなってしまう。
時雨「ち、違うもん!て、照れてなんかいないんだからッ!」
全員(ツンデレ発動?!)
黒子「黄瀬くん、そろそろ篠原さんをはなしてください。で、何のようですか?」
黒子くん…ナイスb
黄瀬「ちぇー。挨拶に来たんスよ。中学の時、一番仲良かったしね!」
黒子「フツーでしたけど」
黄瀬「ヒドッ!!!」
すると、どこからともなく部員の一人が雑誌を取り出した。
「スゲー、ガッツリ特集されてる…。」
‹中学二年からバスケを始めるも、恵まれた体格とセンスで瞬く間に強豪·帝光でレギュラー入り。他の4人と比べると経験値の浅さはあるが、急成長を続けるオールラウンダー。›
「中二から!?」
黄瀬「いやあの…大げさなんスよ。その記事、ホント。「キセキの世代」なんて呼ばれるのは嬉しいけど、つまりその中でオレは一番下っぱってだけスわ~。」
のほほんと笑う黄瀬くん。