第5章 ☆ 黄瀬君
~男子バスケ部更衣室~
ー黒子saidー
朝練も終わり、今は着替えの途中。
今日も、篠原さんは注目の的。
いつもの可愛い笑顔を振りまいて…
その笑顔が僕にだけ向けられれば良いのに…なんて考えている僕は心が狭い。
着替えも大方終わった頃。
日向「あれ?これって…。この号黒子が帝光いた頃のじゃん?」
伊月「あー、一人一人特集くまれてるよ。「キセキの世代」。」
日向「黒子は…記事ねーな。」
小金井「6人目なのに…取材来なかったの?」
黒子「来たけど忘れられました。」
全員(切ねーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!)
ホントに忘れられた。
でも代わりに…
黒子「篠原さんは、特集されてます。」
日向「マジかよッ?!」
食い入るように皆雑誌に目を向ける。
‹おまけ特集!!キセキの世代の天才マネージャー!!絶世の美女とはまさにこの子!容姿端麗、成績優秀、文武両道。そして、未知の能力をもっていて、その力は計り知れない。彼女が男だったら、「キセキの世代」より格上の選手になっていた…。日本…いや、世界を驚愕させたかもしれない…。›
日向「うおお…。スゲエ…。」
小金井「時雨ちゃんって、可愛いだけじゃ無かったんだ…。」
そう、この時誠凛高校バスケ部は思ったのだった…。
時雨うち来て良かった…。
黒子はそんな先輩たちを横目に更衣室を後にした。