第1章 その顔は、ただ俺を煽るだけ。
露出度が高いサンタコスの格好が想像以上で、すぐにでも押し倒したい衝動を、理性を総動員してなんとか抑えながらキスをする。
時折漏れる声に理性が置いてけぼりくらいそうになりながら手を裾から潜り込ませると、ビクッと強ばった身体。
その反応に我慢が効かなくなり、気づくとベッドに組み敷いていた。
これまで何度も触れてるってのに、いつまで経っても変わらない反応に煽られるまま首筋に舌を這わせれば、「……っ」と、息を詰めたのが伝わる。
首筋から徐々に下へズレながら背中のホックを外し、ブラジャーをずらす。
顔を上げ見下ろすと、オレの手によってたくし上げられた服から覗く白いおっぱいが、赤によく映えて見えた。
そんな絶景を目に焼き付けようと見つめていると、服で隠そうと身動ぎしだす。
「隠すなって」
「やだ」
「なんで?」
「恥ずかしい…から」
「もう何度も見てるっての。ちゃんと見せろって」
両手を頭の上に拘束すると、オレに組み敷かれたまま、顔を紅くしうっすら涙を浮かべるその顔に、興奮する。
恥ずかしいとか、そんなん思う暇ねぇくらいもっと乱れちまえばいいのに。
…って、これじゃあ全然紳士じゃねぇな。
苦笑いを零しながら目元にキスを落とし、パンツに指を這わせれば、湿った熱とともに聞こえる溜息。
まだちゅーしかしてねぇのに。
パンツ越しでもわかる熱に、顔がニヤける。
ゆっくり指を中に入れると、身体が大きく反応して、とうとう声が漏れた。