第3章 春日山城の友達
「失礼ですが…乃々様はおいくつでらっしゃるのですか?」
「え?二十四だけど?」
「えっ?!」
鈴ちゃんがびっくりして思わず声をあげた
「乃々様…私てっきり姉上と同じくらいかと思っておりました」
「姉上?鈴ちゃんのお姉さんって何歳なの?」
「二十になるころです」
五つ下かぁ
若いな〜
「そうなんだ。それで
お姉さんはどこにいるの?」
「姉上は二年前に縁あってお武家様の元へお嫁に行き来ました」
「お嫁?!」
「はい。」
十八歳で結婚!!
五百年後じゃ高校生か卒業したばかりだけど…
戦国時代は結婚するの早いもんね
あれ?
もしかして…この時代で二十四歳って……行き遅れ???
考えていたことが顔に出てたのか鈴ちゃんが
「縁あってのことですし、乃々様は姫君であられますから…」
とフォローしてくれた…
「そ…そうだね」
五百年後でも年齢=彼氏いない歴の私
きっとあのまま現代にいたとしても行き遅れてたんだろうな…
自虐的に考えて笑った