• テキストサイズ

貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第1章 甲斐の虎




家康との漢方の勉強の日々を過ごしていた、ある日ーーー


「乃々。今日は俺、軍議で忙しいから教えてやれない。」

「そうなの?」

「うん。だから、まぁあんたも今日くらい頭休めたら」

そりゃそうだよね。家康は本来武将で信長様の側近だもん
毎日、私に付き合えるわけじゃないよね

「じゃあ、城下に行ってもいいかな?」
ここに飛ばされて来てから、ほとんど漢方の勉強の毎日なんだもん
城下に行くときはいつも家康が一緒で、漢方のお店以外行ったことないし!!

こんなに頭使ってるんだから甘い物食べたーい!!!
疲れた脳には甘いものが必要です!!

「あんたって…本当、わかりやすいね。」

全部顔に出てるのか、目を輝かせる私を見て半ば呆れ顔の家康


「行くのは構わないけど、最近敵対する国の奴らが潜伏してるって噂あるから気をつけなよ。
あんた、一応織田家の姫ってことになってるんだから」

「えーー?心配してくれてるの?嬉しー!」

家康が私の心配してくれるなんて感動!!

そんな風に心配してくれるなんて、少し以外で、思わず笑み漏れる

「ば、馬鹿じゃなの?!あんたに何かあったら信長様が怒るでしょ!!…ま、あんたじゃ姫には見えないから、無用な心配だね」

お返しと言わんばかりに意地悪く嘲笑された

「あーーー!!!酷い!!!」

「おや。乃々様も家康様楽しそうですね。」



/ 686ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp