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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜
第32章 ー番外編ー
『お…おじさ…っ…ありがとうっ!』
そう言って、目の前から消えた乃々。
その顔は笑顔だった。
(幸せにしてる…よな…)
晃は信玄の墓がある菩提寺に着くと、丁重に迎えてくれた住職に本堂に案内された。
本堂で待っていたのは、自分と同じくらいの男。
一歩下がったところに女と若い男が座っている。
「初めまして、電話でご連絡した鏑木晃です。武田さん…ですか?」
「は、はい。私が武田家 十七代当主 武田信篤 です」
晃の挨拶に信篤が緊張したように答えた。
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