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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜
第31章 エピローグ
目を潤ませたまま微笑んだ乃々があまりにも綺麗で、思わず息を呑む。
(時がたっても振りまわされてるな、俺も。こうなったら、全力で愛でてやるしかねえ)
悔しさを隠して、わざと余裕めいた笑みを浮かべてみせる。
「そうだな。俺たちの生きてる証をたくさん残そう」
「…はい」
不意に、乃々の澄んだ瞳が、まっすぐに信玄を貫く。
「三人の生活を作っていきましょうね。これから、ずっと」
(……なんだ?今……さんにん…?)
「乃々……今、なんて……?」
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