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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第31章 エピローグ




(姫君の機嫌を取るとするか)

「信玄様…?」

「ちょっとおいで」

あぐらをかいて座った膝を叩いて示す。

「っ…膝の上、ですか…?」

目を丸くした乃々を誘うために、とびきり甘く囁いた。

「ああ。君だけの特別な席だ」

乃々は少しだけためらう様子を見せたけれど……すぐに困ったように笑う。

「もう……そんなふうに言われたら、座るしかないじゃないですか」

「ん。おいで」

乃々が恥ずかしそうに、信玄の膝の上におずおずとやってくる。

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