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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第29章 過去へ




「君との約束は、この先、全部守ることにしたんだ」

月明かりに照らされて、信玄様の瞳がきらめいた。

「ふふっ、そんなこと言っていいですか?無理な約束させちゃうかもしれないですよ」

ふざけ気味に言った私を
ふと足を止め、信玄様は真剣な顔で私を見つめる。

「乃々、俺の人生は、甲斐を仲間のために取り戻したら終わるはずだった。その続きを贈ってくれたのは、君だ。だから、この先、君の望むことは何でもしてやる」

信玄様……

「ありがとうございます」

嬉しくなって、信玄様に笑いかけた。

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