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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜
第29章 過去へ
それから数日後……
春日山城での大宴会のあと……
私と信玄様は、越後の海を訪れていた。
「わあ、綺麗な海……!」
「あの水族館みたいな珍しさはないが、これはこれで情緒があっていい。波音の中で、君の愛らしい声を聞くのは心地良いな」
浜辺を歩きながら、信玄様は満ち足りたように笑う。
「こんなに早く、連れて来てくださるなんて、嬉しいです」
水族館での約束、覚えててくれたんだ
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