第28章 未来でデート

薄明かりのしたで露わにされた身体に恥ずかしくなって…
両手で隠そうとすると、その手はすぐに絡めとられた

信玄様が口づけのお返しと言わんばかりに、今度は私の傷跡に口づけをする。


柔らかな唇が這い上がるように首筋を伝い、私の唇に到達すると、するりと入り込んだ舌が私の舌を絡みった

熱を帯びた身体を水音をたてながら、丁寧に愛撫する信玄様
弱いところを責められては、私は凄艶な声を漏らした

いつかしか信玄様の体温と私の体温が伝え合う形になると…

……まるでひとつに溶け合うような…そんな甘い快感に襲われた

信玄様と繋がり合う…その甘美な感覚に酔いしれていると


『あぁ…そうか…』重なる唇の隙間から信玄様がボソリと呟いて…